デザイナーの仕事

職種紹介
【 デザイナーの役割って? 】
世界観をビジュアル化する

ゲームの世界観作りはゲーム体験をより豊かで深いものに設計していく上で重要な要素の一つです。デザイナーは、ディレクターをはじめ、企画職やゲームグラフィックデザイナーなど様々な職種の人と協力して魅力的な世界観をビジュアル化し、感覚的なリアリティを作り出す役割を担っています。

【 どんな仕事なの? 】
絵作りの羅針盤となるデザイナーの仕事

ディレクターの提示するコンセプトやキーワードなどから、世界観の提案やそれを具現化するための絵的なモチーフ提案(コンセプトアート制作)を行います。方向性のすりあわせができたら、そのコンセプトをより明確に感じられるようにブラシュアップ(デザイン画制作)していきます。表面的な見た目だけではなく、コンセプトをより深化していくような仕事です。そうしたコンセプトアートやデザイン画制作の他にも、3Dモデルを制作するゲームグラフィックデザイナー用の資料として詳細な設計図(デザイン仕様書)を作成する仕事などもあります。また制作中の3Dモデルを見て、コンセプトがずれないように修正ポイントと方向性を確認しながら(時にはその場で補足スケッチなども作成します)、職種の枠を超えて協力し、世界観がより魅力的になるよう制作・構築していきます。

感覚だけでなく、設計されたデザイン

感覚や雰囲気が備わったビジュアルは非常に魅力的です。さらにそこから心をとらえて離さないビジュアル、より魅力的なデザインにしてくために「どうしてそのデザインになるのか?」という裏付けや目的をはっきりとさせ、意味や意識を深く掘りさげて制作していくことを私たちは大切にしています。それを積み上げていくことで、世界観を感じられるようなリアリティが増していくと考えています。

プロモーション素材の制作や動画演出提案

ゲーム内デザイン画制作以外にも、制作したゲームの魅力を外にむけて発信する材料を制作していきます。たとえばロゴやパッケージ・ポスター・Web・雑誌広告などのプロモーション用のデザイン制作などです。また絵コンテや映像編集の能力がある方には、そういったお仕事もお任せしており、できることとやりたいことに応じた幅広い仕事を担当することができます。

インタビュー

PROFILE
■職種:デザイナー
■入社:2012年中途入社

【 ゲームつくりの姿勢に対する共感 】

私は中途採用で入社する前は、アニメ会社で背景を描いていました。フロム・ソフトウェアに入社を決めたのは、「市場で何が受けるかではなく、新たな価値観自体を作って提供したいと考えている会社」であるという媚びていない力強さを感じたからです。
また前にいた業界では、デザイン自体を担当することはあまり多くなく、あらかじめデザインされた背景を描くことが比較的多かったのですが、今の業種ではデザイン自体を担当します。自分のデザインしたものを最終的にはゲームグラフィックデザイナーが形にしていくので、その時に思いもよらない魅力をもって表現されていることがあり、そういった面白さもあります。

【 面白さの構築過程 】

当社でデザインするときには「そのゲーム世界にどのような文化や歴史があったのか?」といったバックボーンまで考えてデザインに必然性をもたせ、それらを一つ一つ積み重ねていくことで、リアリティのある世界観を表現しようとしています。

私は入社後『Bloodborne』のマップ(背景)デザインを主に担当しました。特にヘムウィックの墓地街の作り込みが一番楽しく作業できました。ここではヨーロッパの寒村の陰鬱で怖い恐ろしげな雰囲気を出すことに注力しました。たとえば、手入れの行き届いていない壁にツタが這っていたり、木造の建物部分がどこもゆがんでいたり、ちょっとした要素をいくつも丁寧に入れ込むことで、そこに住む住人の粗暴さや陰気さ等がにじみ出るように表現しました。

他にも「そもそも木一本でも普通なものはつくらないでほしい。まがりくねって、病気のようで不気味なものがいい」といったことをディレクターには何度もいわれました。前職での仕事と世界観が違い過ぎて、これまでに描いてきた並木林や葉の多く茂った森林などの素材データ集を自分で作っていたのですが一つも使うことができませんでした(笑)。これまでやってきたこととは違うことが多く難しさもありましたが、一から雰囲気をデザインするということの大切さや面白さを経験することができました。

【 意見をぶつけ合える環境が新しい良さを生む 】

他の職種と連携して仕事をする中で、それぞれが意見を出し合って、新しい良さを見出していくことがよくあります。雰囲気重視のオブジェのデザインに対して、実際の3Dモデルを作るゲームグラフィックデザイナーが手を加えることで、よりゲーム内での存在感が増したり、それぞれの部署のノウハウが組み合わさることで良いものがうまれます。絵を描くだけでなく、こういったやり取りはかなり多いので、大勢でのもの作りをやりたい人、コミュニケーションが好きな人は向いていると思います。ただし、時間の制限やその中でできることというのはどうしても限られてくるので、やるべき事とやりたい事のケジメがつけられる人であることも大切です。
また、新人でも色々仕事を任せてもらえる環境だと実感しています。私自身、転職して間もなくのときにマップを任せてもらえましたし、実力があればメインキャラクターのデザインだって担当することが可能です。チャンスを存分に活かすことができる職場なので、やる気にあふれている方には良い環境だと思います。

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